【エロ漫画76点】濡れた花のにおい

家庭教師の男が、教え子とその姉と一緒に海に遊びに行って浜辺で姉妹丼Ｈをしてしまうエピソードを含めて、収録されているがのほぼイチャラブ系のエロ漫画「濡れた花のにおい」のレビューです。

 

全９作品中、７作品がイチャラブ系。

残り２つは人妻不倫とダークな愛憎劇。

 

いろんな性格や見た目のヒロインが登場するのが特徴で、女子校生や働くお姉さん系など様々。

シナリオよりもＨシーンに重点を置いたエピソードがほぼ全てです。

 

一方、ちょっとＨシーンの表現で見づらい部分があったりしたのが気になりました。

シナリオも全体的にそこまで突き抜けた部分が無いかなぁという印象。

 

ただ一番最後に収録されている「逢魔が時に囁いて」は面白くてＨです。

 

下記レビューを参考に気になるようでしたら検討してみては。

 

レビュー作品情報

サンプル画像

 

レビュー・評価

作品の特徴

９コの作品が収録された単行本のエロ漫画。

 

イチャラブものを基本に、人妻不倫ものや愛憎渦巻く復讐劇なダーク系のお話もあります。

９作品中、７作品がイチャラブ。

 

一番最後の「逢魔が時に囁いて」は２話連作の愛憎劇。

 

全体的にシナリオよりもＨシーンの描写に力が入った作風です。

ただ、「逢魔が時に囁いて」はシナリオ演出にも力が入っていています。

 

各エピソードのヒロイン属性やあらすじは以下で解説しているので参考にしてください。

 

収録作品とあらすじ

収録されているのは以下の９作品。

 

 

Sister's Beach

 

浜辺の物陰で姉妹とＨしてしまう話。

 

女子校生の波美に勉強を教えている家庭教師の日野。

一段落したところで、波美の姉の渚沙が顔を出す。

 

渚沙は夏休みの予定が無ければ今度の日曜日に海に行かないかと誘ってくる。

すかさず波美も手を挙げて付いてくることに。

 

３人で海に来ると波美は独りで泳ぎに行ってしまう。

すると、渚沙は人のいないところでビールでも飲みませんかと誘ってくるので移動。

 

彼女は際どいビキニ姿。

その渚沙がサンオイルを塗って欲しいとお願いしてくるので…。

 

 

Desire

 

再会した人妻と浮気セックスをしてしまう話。

 

西野は所属する部署の家族連れBBQ会に参加していた。

だが居心地が悪かった。

 

なぜなら、部長の奥さん・彩乃さんと会社の創立記念パーティで誘われて１回だけ関係を持ってしまったから。

 

独身の西野は目立たないように独りで食事をしている。

すると、そこへ彩乃さんが来て食材の買い出しに付き合ってと言ってくる。

 

彼女についていくとなぜか人気の無い林の中に入っていき…。

 

 

Cat,Rats & China Girls

 

チャイナドレスのお姉さんに迫られる話。

 

リーマンの田中は迷い猫を見つけたので、迷子札に書かれていた電話番号に連絡した。

するとチャイナ服を着た綺麗な女性が駆けつけてきて猫を引き取る。

 

ぜひお礼をしたいという彼女だが、彼女が経営している中華料理屋が超高級店なので気後れした田中はお礼を辞退し、そそくさとその場を去る。

 

やってきたのは馴染の町中華屋。ボロボロな外見だけど味は良い。

そこの店員・メイと話していると先ほどの迷い猫のお姉さんが店に入ってくる。

 

こんな小汚い店ではなくウチの店で食事をしてくださいと田中を誘うお姉さん。

メイは対抗して田中の手を取ると胸を触らせて…。

 

 

アニバーサリー・ガール

 

再会したイジメっ子が実は女の子だった話。

 

一啓太は昔、名前のせいでイジメられていた。

”一”と書いて”にのまえ”と呼ぶことをからかわれていたのだった。

 

啓太が会社の創立記念パーティの受付をしていると美人な女性に話しかけられる。

その女性は啓太の名前について触れてくる。

 

すると彼女は昔啓太をイジメていた本人だということが分かった。

あのときはお転婆で髪を短くして兄のお下がりを着ていたので見た目は男の子だったのだ。

 

真咲と名乗った彼女はしかも啓太の会社の社長の娘。

その後、真咲に誘われ何度か会っているうちに付き合うことになり彼氏彼女の関係で１年が過ぎた。

 

そして、再び創立記念パーティの会場にて。

真咲は人気の無い宴会場へ啓太を誘うと…。

 

 

美肉ビストロ

 

料理人のお姉さんと筆下ろしＨをしてしまう話。

 

原田は静香の店で働く料理人。

静香はフランスで料理の修行をして、父親が引退するのに合わせて帰国。それ以来父親の後を継いで店を切り盛りしていた。

 

今日も客入りは良かったが、仕入れで毎朝が早い静香は少し顔色が悪かった。

そして原田の前でふらつき倒れてしまう。

 

彼女を介抱した原田はスープを作ってあげる。

喜ぶ静香は原田に思わずヨーロッパでは常識だったハグをする。

 

すると原田は勃起してしまい、女性に対して免疫が無く今まで彼女が居たことが無いのがバレてしまった。

静香はそれなら経験してみない？と誘ってきて…。

 

 

ふらちなマーメイド

 

水泳部の合宿中に憧れの先輩とＨしてしまう話。

 

南條は女子水泳部の田舎での合宿に参加している。

一緒に男子部も参加していて、部長の水瀬先輩も近くにいることから浮ついていた。

 

その晩、誰もいないプールを貸し切って泳ぐ南條。

水面から顔を出すとそこには水瀬先輩が居て、危険だから一人で泳ぐなと注意されてしまう。

 

案の定脚が攣ってしまった南條。

先輩に引き上げてもらって更衣室でマッサージを受ける。

 

すると南條の足先が先輩の股間で固くなってるものに触れてしまい…。

 

 

ミスマッチ・ラブ

 

長身の同級生とＨしてしまう話。

 

女子バスケ部の広瀬は長身で美形なため、取り巻きの女子たちから黄色い声援を受けている。

それが面白くない男子バスケの砂山は身長が低く、広瀬とは頭１個分くらい違う。

 

あるとき居残り練習をしていた砂山は足を挫いてしまう。

ちょうどそのとき帰ろうとしていた広瀬に手を貸してもらい控室に連れていってもらう。

 

アイシングをしてくれテーピングまでしてくれる広瀬。

身長が高いことを気にしている彼女は、前に身長が理由でフラれたことを話す。

 

帰ろうとする広瀬を呼び止める砂山は勢いで広瀬にキスをして…。

 

 

ドルフィン・クラッシュ

 

夜の水族館で職場の先輩とＨする話。

 

水族館の裏方として働く関は、職場の先輩で獣医の日下部さんに憧れている。

イルカの体調管理をしている彼女はいつもハードスケジュールだった。

 

今日も体調がすぐれないイルカの様子を見るために泊まりだという日下部。

 

そこで関は彼女を閉館後の館内の散歩に連れ出す。

彼氏が居ればデートに最適だなぁという夜の水族館の散歩。

 

関は日下部さんは美人で素敵ですと褒める。

照れる彼女にさらに好きですと告白。

 

そして、このタイミングで告白なんてずるいなと言う彼女を抱き寄せキスをする…。

 

 

逢魔が時に囁いて

 

このお話は２話連作。

ヒロインと竿役はそれぞれで変わります。ちょっとした復讐と愛憎劇なダークなお話。

 

１話はお金持ちの家に奉公するメイドがヒロイン。

あるとき若旦那に無理矢理犯されてしまう。

 

２話はそれから十数年が経ったあと、１話のメイドの娘がヒロイン。

その娘は腹違いの兄が居ることを知り…という流れ。

 

詳しくはネタバレになるので伏せます。

 

 

良かった点

いろんなタイプのヒロインが居る

教え子やそのお姉さん、人妻や昔イジメられていた女の子、職場の先輩やメイド、腹違いの妹など。

それぞれのエピソードで全く違うキャラのヒロインが登場するのは良かった。

 

あと見た目も描き分けできていると思います。

特に管理人的にはショート（ミドル）ヘアなヒロインが多いのが良かったです。

 

半分くらいはショート系。しかもそれぞれ顔の作りも違っています。

 

Ｈシーンが濃いほう

ほぼ全員のヒロインが巨乳でムチムチボディ。

その彼女たちとのＨシーンが割と激しめに描かれています。

 

全部のエピソードで中出し。遠慮なく注ぎ込んでます。

エピソードによっては3Pやパイズリもあったりするのも良かった。

 

残念だった点

全体的にシナリオ部分が薄い

収録作品全体に言えるのですが一部のエピソード以外、Ｈシーンに入るまでのシナリオ部分が薄いです。

そこまでヒロインと竿役の関係を描いていないかなぁと感じました。

 

これといって”面白い”と感じるエピソードが無かったです。

 

逆に「逢魔が時に囁いて」は良く出来ていると思います。

あとは「アニバーサリー・ガール」もちょっと意外性があって面白かった。

 

Ｈシーンが描き込み過ぎている

具体的に言うとヒロインの体の陰影を表現するトーンを使いすぎのように感じます。

陰影を表現しすぎていて絵全体が暗い印象を受けます。

 

もっとシンプルに描いたほうが、見やすくてヒロインの体のＨさを表現できるのでは。

 

あとは効果音の装飾文字も多いかなと感じました。

デカい文字がヒロインの体に被ってしまっているのがもったいない。

 

総評

イチャラブものをベースに色々なエピソードが収録された単行本。

 

ほとんどイチャラブです。人妻不倫もイチャラブと言ったらイチャラブですし。

最後の「逢魔が時に囁いて」は凌辱表現などがあるのでダーク系。でもお話が面白いです。

 

全体的に割と普通なシナリオ・Ｈシーンだと思います。

そこまで他の作家さんの作品と比べて際立っているかと言うとそうでも無いですし。

 

逆に言えば一定の水準には達していると思います。

誤解のないようにフォローしますが全然ダメってことではありません。

 

絵が好みでイチャラブものが好きなら検討に値すると思います。