【エロ漫画78点】純愛ぱらどっくす

同級生の結婚式に参加したらエロ漫画家になっていた女友達の原稿直しを手伝うことになるエピソードも含めて、収録されているのがイチャラブ・痴女系のエロ漫画「純愛ぱらどっくす」のレビューです。

 

全部で10コのエピソードが収録されていて、イチャラブ・痴女系のお話のみ。

ダーク系はありません。

 

全体的にオーソドックスな、手堅いエロ漫画です。

絵も綺麗だし面白いお話もある、Ｈシーンも標準的な絡みの濃さ。

 

ただココが良い！てところが無いかなぁと感じました。逆にココが全然ダメってとこも無いです。

 

絵が好みなら普通に読めますし普通に抜けるとは思います。

下記レビューを参考に検討してみてはどうでしょう。

 

レビュー作品情報

サンプル画像

 

レビュー・評価

作品の特徴

10コの作品が収録された単行本のエロ漫画。

 

全部のお話がイチャラブ、もしくは痴女系のストーリー。

ダーク系はありません。

 

「フィクションの中ならば」「インモラルの中ならば」はヒロインと竿役が同じのシリーズ作品。

巻末には「一大決心の中ならば」のショートストーリーも収録されています。

 

各エピソードのヒロイン属性やあらすじは以下で解説しているので参考にしてください。

 

収録作品とあらすじ

収録されているのは以下の10作品。

 

 

祝福の夜に

 

元同級生が描いたエロ漫画の原稿直しを手伝う話。

 

同級生の友人の結婚式に参加した蔵元。

その彼に声をかけてきたのはドレスアップした蒔村。蒔村とは友達であり美術部の部員同士でもあった。

 

会場の入口に飾ってある新郎と新婦の似顔絵は蒔村が描いたものらしい。

今ではプロのイラストレーターと聞いているが、蒔村は少し歯切れが悪い。

 

式も終わり二次会に行くことになるが、蒔村は二次会をキャンセルしてお願いしたいことがあると必死な顔で声をかけてきた。

 

ホテルの一室に入り彼女は仕事で使うタブレットを見せてくる。

そこにはエロ漫画の原稿が映されていて…。

 

 

恋目風鈴

 

卒業してしまう先輩に思い切って告白する話。

 

囲碁部の天本は卒業式の日に部室に行ってみる。

するとそこには今日卒業したはずの明希先輩が居た。

 

最後の勝負をしようと誘ってくる彼女だが、今まで勝てたことが無い。

そもそも囲碁モチーフのスマホゲーで興味を持って入部した天本が、筋金入りの囲碁好きな先輩に勝てるはずがなかった。

 

そして、結局その最後の対局も明希先輩が圧勝。

天本は今まで優しく丁寧に指導してくれた明希先輩への感謝を伝える。

 

すると秋先輩は急に涙を流してしまい…。

 

 

芸術は暴走だ

 

石膏像の代わりにモデルをやらされてしまう話。

 

男子校生・神田が廊下を歩いていると美術室から物凄い音が聞こえたので中を覗いてみる。

そこでは二人の美術部女子が石膏像を落として割ってしまったのでどうしようかと悩んでいた。

 

像が無ければデッサンの課題が出来ないと言う彼女たちは、神田に目を付け強引にモデルになるよう求めてくる。

 

最初は制服のままモデルになっていた神田だが、なんか違うなぁと女子たち。

すると彼女たちは神田の制服を脱がし始め…。

 

 

旅の恥はコキ捨て

 

旅先で出会ったお姉さん二人組とＨする話。

 

史跡巡りの一人旅の猪下はとある宿にチェックイン。

Web予約特典として小さなぬいぐるみを貰ったが扱いに困った。

 

ちょうど同じタイミングでチェックインした女性二人組は電話予約で貰えなかったらしい。

その彼女たちにぬいぐるみを譲ってあげると、夕食の卓を合わされてしまい３人で食事。

 

彼女たちはちょうど男と別れて傷心旅行なんですと言う。

体の相性が合わなかったり、レスが長いんですとエロい話で盛り上がるふたりに猪下はタジタジになってしまう。

 

そして酔った彼女たちを部屋まで送ると…。

 

 

フィクションの中ならば

 

官能小説の中身を実際に演じてみる話。

 

白楽は素人小説サイトに自作の小説を投稿するのが趣味だ。

ある日、後輩女子の西神が白楽のペンネームを口にしたので焦ってしまう。

 

聞けば彼女は白楽の小説のファンで、西神自身も小説を投稿しているのだと言う。

身バレするのは恥ずかしいから、お互い職場ではペンネームは出さないように約束。

 

そして彼女の小説の感想を聞かせて欲しいとお願いされたが、それは官能小説だった。

彼女の小説はリアリティが無いと指摘されるらしい。

 

そこで西神は、リアルさを出すために小説の内容を実際に演じて欲しいとお願いしてきて…。

 

 

インモラルの中ならば

 

このお話は上↑の「フィクションの中ならば」の続き。

引き続きヒロイン・西神と竿役・白楽が登場。

 

会社の社員旅行で温泉宿に来た。

夜、宿の廊下を歩いている白楽は西神が何かの跡をつけているのを発見。

 

一緒についていくと、西神の視線の先では営業部長と女子社員がイチャついていた。

部長は妻帯者なのでこれは社内不倫、それを小説のリアルなネタにしようと様子を伺っているという西神。

 

廊下なのにセックスを始めてしまった部長たち。

すると白楽も興奮してしまい、しかも西神がお尻を股間に押し付けてきて…。

 

 

姉のカレシ

 

姉の社会人の友達のカレシ役になってみる話。

 

大学生の詠一は社会人の姉と二人暮らし。

大学が近くなのでお互い費用を出し合えば広い部屋に住めるということで同居していた。

 

その晩、飲んだ姉はカレシを連れてきたので泊めると言う。

が、一緒にいる人は髪は短いがどう見ても女性だった。

 

一旦姉を自分の部屋に寝かせその友達という女性と話す。

彼女の名前が嘉例川栞里（かれいがわしおり）なので略してカレシ。姉が付けたアダ名だと言う。

 

すると栞里は詠一の隣に座り体を寄せてくると…。

 

 

おしつけギャル

 

さっき会ったばかりのギャルとラブラブになる話。

 

社会人の佐上は夜遅くアパートに帰宅。

すると廊下で男女が喧嘩している現場に出くわしてしまう。

 

彼氏は佐上を見るなり隣にいる黒ギャルの彼女をあげると言う。

飽きたからもういいらしい。そして自分の部屋へさっさと入っていってしまう。

あっけにとられてしまう佐上と泣きそうな黒ギャル。

 

ギャルは今度は強引に佐上の部屋に上がり込んで来たので、仕方なく酒とちょっとした軽食をご馳走してあげる。

それを食ったらタクシー代をあげるから帰れと言う佐上。

 

が、シャワーを貸してとギャルが言い出し…。

 

 

たいむ ぱLOVE せっくす

 

過去にタイムワープをした女性がトラブルに巻き込まれる話。

 

女性物理学者の早瀬耀は人類初のタイムワープに成功し５年前の世界へやってきた。

タイムマシンの試験運転、そのため過去への干渉は最低限にすべきだが、過去へ来た実感が欲しい。

 

そこで当時通っていた大学、その中にある研究室に行ってみることに。

 

そこには５年前の耀自身と、研究室仲間であり唯一の男友達・近町が居た。

すると近町は突然、５年前の耀に告白をし始める。

 

近町とは在学中何もなく、その後進路も別れてそれっきりのハズ。

そもそも告白なんて覚えが無い。

 

思わずその場を飛び出した耀は…。

 

 

一大決心の中ならば

 

これは上↑の「フィクションの中ならば」シリーズのアフターストーリーのショート漫画。

中身はネタバレになるので伏せます。Ｈシーンは短いながらあります。

 

 

良かった点

お話が面白いエピソードがある

全部ではなく、面白いエピソードのお話があります。

管理人的には「祝福の夜に」「フィクションの中ならば」シリーズ、「たいむ ぱLOVE せっくす」あたりが良かったです。

 

特に「祝福の夜に」は元同級生の女子がエロ漫画家になっていたというところ。

「フィクションの中ならば」は、官能小説のネタを実体験するというヒロインが面白い。

 

絵が綺麗・可愛いヒロインがいる

絵は綺麗で丁寧なほうだと感じました。

一部、ヒロインの体つきが妙にゴツく見えたり、同じポーズが複数ページで見られたりしたところが気になりましたが。

ただ絵自体は上手い・丁寧だと思います。

 

管理人的には「フィクションの中ならば」シリーズのヒロイン、「おしつけギャル」の黒ギャルが可愛いなと。

特に黒ギャルちゃんは良く出来た造形だと思います。

 

残念だった点

ヒロインの顔が似ている

全体的に黒髪ヒロインが多く、その顔が似ているなと感じます。

もう少し描き分けできるともっと良くなるかと。

 

お話が普通

普通なのは良いことですけど…。

良かった点で挙げたお話以外は割と普通な感じの、特に面白いことが無い作品だなと思いました。

 

Ｈシーンも普通

特段、ドエッ!!って思うようなＨシーンではなく普通な感じでＨして終わりの作品が多かったです。

まぁそういう感じのセックス描写になるよねっていう。良くも悪くも無い感じ。

 

総評

イチャラブや痴女系のお話が収録された単行本。

 

特別ここがいい！て感じでもなく、ココがダメ…という作品でも無いです。

良く言えば王道、悪く言えば特徴が無い。

 

とてもオーソドックスな絵やシナリオ、キャラデザインだと感じました。

もうちょっとどっか光るものがあればかなり化けるのではと。

 

全然ダメってことではありません。絵が好みなら十分抜ける、実用性はあると思います。

あらすじなど参考に気になるようでしたら検討してみてはどうでしょう。